小さな応答を大切に
モンテソーリ教育に出会い、できるようになるまでの小さな段階の価値を知りました。幼児は、自分の指を自由に使えるように「つまむ」ことから始め、繰り返して機能を獲得し、より高度な段階に整え続けます。その過程は感動的でもありますが……以前は、できる前の価値ある小さな段階の理解が乏しかったことを知りました。
できるまでの価値ある段階は、霊的問い掛けにおいても大変重要です。大きな決心は、いきなりできるものではありません。家の教会月間の5月は会員全員で、聖書の教会の形である「家の教会」を通して魂の救いと弟子作りに、どのように応答し献身するのかを問います。どのような形であっても、献身は聖徒にとって重大事です。
重い決心に備え、小さな問いへの応答を、大切に心に刻みます。私たちは5/1の礼拝で「家の教会は、主と共に隣人に寄り添う」、5/8の礼拝では「家の教会は、人作りであり、喜びは続く」ことを確かめました。一人一人、隣人に寄り添う牧場の励ましを受けたと思います。また、人作りだからこそ喜びが続く希望を与えられたと思います。一方で、不適切な意識の悔い改めを迫られたかも知れません。いずれも有意義ですが、心に決心すると共に、告白することにより、今後の歩みがより一層整えられます。
第三週以降も問いが続きます。みなさんの小さな応答を助けるために、説教の後に招きの時間を設け、具体的に例示しますので、祈りのうちに告白しましょう。また、決心を大切にされる方は、献身祈祷に進み出てください。共に祈らせていただきます。小さな応答が、よりふさわしい献身を導くに違いありません。普段にも増して霊的問いに心開き、内なる小さな声による応答を尊重しましょう!
「最も小さなことに忠実な人は、大きなことにも忠実であり」ルカ16:10抜粋