コロナ禍のレンガ積み

2020年は、コロナ禍の大変な年でした。では、神の子たちの祝福を願っておられる主は、どの様な恵みを与えてくださったでしょうか。緊張を緩めて、思い巡らしても良いのではないでしょうか。

私は、Web対応になった諸集会を通して、パソコンを用いた通信に随分慣れました。また、分散礼拝などに柔軟に対応できるよう、体調管理の意識が強くなりました。疲れ切らないように睡眠不足を適度に調整し、体力維持の為に体重管理を行い、妻の配慮で年齢に合った食事へと調整が進みました。思わぬ恵みでした。

教会は行事などが制限され、予定とは異なる歩みとなりました。この機会を通し、魂の救いと主の弟子作りに仕える教会の本質を、再確認する良い機会になりました。魂の救いは主の業であり、私たちは仕えるしもべです。いのちの道コースでは、洗礼に至る過程をレンガ積みにたとえます。許されるならば、ハグ式に至る最後の1個を積上げさせて頂きたいと願います。牧場はこの喜びを待ち望み仕えてきました。しかし、最後の1個以上に、間にある多くのレンガ積みこそが尊い奉仕であることを、改めて気付かされました。

一つの提案があります。各牧場で複数のVIPを、是非お招きください。特に、愛児園の家族が入園の年に、複数の牧場から誘われるように、牧場間の連携を一層深めてはいかがでしょうか。誰に、いつ、どのようにレンガが積まれるか、隠されているのですから、VIPに複数牧場を経験いただく原点に立ち返りたいと思います。教会全体として、委ねられた賜物を一層整え、どのレンガ積みにも仕え、主の業である魂の救いを、皆で経験したいと願います。

コロナ過は、私たちに負担を強いる一方で、生活の整頓をもたらしました。先行きの不透明感はありますが、今、可能なレンガ積みを、主が出会わせてくださるVIPに献げ続けましょう!

「あなたのパンを水の上に投げよ。」伝道者の書11:1抜粋