鼻からゆっくり

先週28日、岐阜の母に届け物をしました。コロナ感染の再拡大により面会謝絶でしたが、裏手のドア越しに3分ほど顔を会わせて話をすることが許されました。食事を取れず認知も進んだ2年前には、医者から最期通告を受けました。覚悟して、母の故郷に似た環境のグループホームに戻らせていただきました。すると、次第に食欲が戻り、身体機能と認知も改善し、読書ができる程に回復しました。コロナ禍による行動抑制が心配でしたが、介護認定が心配になる程に良くなりました。シルバーいこいはじめ、皆様の祈りに感謝いたします。本人もイエス様の守りに感謝しています。

岐阜への道中、たまった疲れもあり、何度もため息とあくびが出ました。調べたところ、いずれも酸欠状態から回復するために、体が反応している現象とのこと。対策は、根本的な疲れの回復は勿論ですが、普段から呼吸法を意識することも有効だそうです。私は腹式呼吸が下手で、鼻もつまり気味なので、口から浅く吸う呼吸になりがちです。酸素が十分に摂れない典型例です。そこで、腹式呼吸で鼻からゆっくり十分に吸い、口から吐き出すように練習をしました。取り組んでみると、確かにすっきり感がありました。生活化には、時間と根気が必要ですが、神様から預かった体の機能を保ち、生かすために心がけを続けたいと思います。

目まぐるしく物事が動いた昨年は、変化の波にもまれじっくりと考え判断する間もなく対応を求められました。神様の守りと導きにより祝福をいただきましたが、教会を守ることに精一杯だった自分の姿を思い返します。今年は、たとえ同じ状況であっても、物事の背景や本質に思いを向け、より豊かな実りを受け取れるように、主の教会に仕えたいと願います。腹式呼吸でゆっくり鼻から息を吸うように、大切な日々を吸収し、じっくり応答を献げたく願います。

「まず神の国と神の義を求めなさい。」マタイ6:33抜粋