高浜キリスト公同教会で開催された、石川秀和師によるウクライナ報告会に出席しました。集会は全体で30名程でした。集会では、高浜教会の27歳の青年男子が、昨年8月に3週間程ポーランドの被災者支援ボランティアに参加した証があり、大変驚きました。
報告会では、二つの視点を新たにさせられました。先ず、ソビエト連邦時代から続く状況の困難さです。次に、正教会(東方教会)のみならず、キリスト教会の罪と教訓です。
社会主義で実施された計画経済の理想は、人間の罪による賄賂と欲望により破綻しました。人々の失望は、ソ連崩壊後に多くの国を西側に追いやり、ロシアの危機感、不信感と対抗意識を増長させました。特に弟分のウクライナの反旗は承服しがたく、侵攻に及びました。報道されませんが、他の旧ソ連諸国も巻き込まれているそうです。
多くのクリスチャンが、プーチン大統領を支持するロシア正教会に疑問を持ちます。しかし、指導者と儀式が聖書と同等である教義が信徒を聖書の真理から遠ざけており、政治に取り込まれても異論が出ません。この姿は、戦争に加担した日本の教会の歴史にも通じます。聖書の真理に立ち、かつ生きることが、迫害を越える唯一の解決だと知ります。迫害下にあっても、聖書の言葉を最上の宝として伸び続ける中国の家の教会が対比されたのは、私たちに良い緊張感を与えました。世界を治める神様と、苦難の兄弟姉妹を覚え祈ります。
「わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。」イザヤ38:5抜粋