会いたいので

牧会コラム   その656   …会いたいので

イースターおめでとうございます! 新型コロナウイルス対策に苦慮する特別な年となりました。各教会の礼拝実施は様々ですが、対応を決める三つの視点があります。1.教会の年齢層や健康状態。2.交通手段。3.立地と感染状況です。

 知立教会を確かめます。
1.現住陪餐会員の平均年齢は、約50歳で、比較的健康。
2.教会への交通手段は、近隣の方が徒歩と自転車。近郊からは自動車を利用するので、感染危険度は低目。
3.立地は郊外の住宅地。地域は危険度が増しています。

 現在は、健康・家族・職場などに不確実性を持つ方は、礼拝を控えておられます。一部の方は、映像配信か録音を用いて家庭礼拝を献げておられます。他の方には、分散礼拝出席のご協力をいただき、概ね20名以内で礼拝を献げています。

 今後、感染予防対策を強める余地はあるでしょうか。分散礼拝は、1回増やし計6回は可能です。また、環境が厳しくなる方の映像配信・録音による家庭礼拝が増えるので、「三密」を回避し、10人程度での礼拝実施が可能と思います。 …もし、多くの社会活動が停止される場合には、全員が家庭礼拝に移ります。

 礼拝を献げることが当たり前ではない、特別なイースターを迎えました。親愛なる信仰の友と共に、よみがえりの主にお会いし、賛美と祈りを献げ、みことばに聞く毎週の礼拝。聖書の時代から状況が変わっても、迫害の時も、災害の時も、試練の時も集まることにこだわり続けた、先人の足跡を覚えます。私は、お会いしたいという自然な想いに従って、可能な限り、集まって献げる礼拝を続けたいと願います。しかし、信徒さんを、感染の危険や、社会の批判にさらしてはなりません。経験したことのない困難にあって、執事会判断の導きをお祈りください。   (4/10記)

イエスが「おはよう」と言って彼女たちの前に現れた。マタイ28:9抜粋

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