初ツイート

牧会コラム 661 「初ツイート」

初めてツイートしました! とりなし祈りと牧者に緊急で祈っていただきましたように、検察庁法改正案が国会で乱暴に取り扱われています。強すぎる検察も課題がありますが、政権による検察幹部人事への恣意的介入を許す制度改正は一層危険です。今まではツイッターを避けていたのですが、初めて登録し「#検察庁法改正に抗議します」にツイートしました。国会議事堂近くには間隔を空けて立ち、精一杯の声を出して反対を訴える方々もありました。日本弁護士会はじめ危惧を表明する声が各界に広がり、関心が強まっています。ステイホームだからこそ多くの方が関心を持ち、考えた上で反対表明したのだと思います。5/15には元検事総長はじめ検事幹部OB有志による、法案に反対する意見書が法務省に届けられるという、異常事態が続いています。

ツイッターの世界を覗き込んだのも初めてでした。登録もしていないのですから当然です。覗いてみると、本当に玉石混交状態で、価値がある貴重な意見や資料もあれば、乱暴な言葉で意見を否定し、荒らすだけのお邪魔ツイートもありました。

抗議のつぶやきをやりきれない思いで書き始めた時に、気付いたことがあります。私と同じ抗議の意見や、乱暴な意見に目を留め続けるうちに、怒りが自分の中で大きくなり、心の中を激しい言葉が行ったり来たりするようになりました。事実、政権のとんでもない暴挙ですが、批判的な思いが心に満ちて来た自分の精神状態も怖いと思いました。ちょうど詩篇12篇を読んだ日でしたので、目の前の状況とみ言葉が重なり、一切をご存知の主に祈るように導かれました。ツイッターは便利ですが注意も必要ですね。

子どもたちの時代に、今より良き世界が来るように、政治家も私たち自身も、一層誠実であるように祈り続けましょう。

「私は神に向かい声をあげて叫ぶ…神は聞いてくださる」詩77:1抜粋