牧場の再開 その3

牧場再開について、今回は牧場の恵みを記させていただきます。知立教会は、牧場再開の為に祈り、草原を通して牧者の励まし合いが始まりました。一律でなくとも、各々の実状において最善の選択がされることを願っています。再開を前提に主に祈るのは、牧場に大きな恵みがあるからです。確かめましょう。

1.実存的交わり 6/13に平原の集い、6/20に第三草原を再開し、同じ空間で食事をし、生活を分かち合いました。温もりあるひと時を通して、草原守・牧者家族の「今」が伝わってきました。牧場はこうだったと懐かしく、嬉しい感覚が私を包みました。今後、再開に伴ってすべての牧者が経験する感覚だと思います。

2.聖徒の献身 実存的交わりを通して知る、聖徒の実状に対して、とりわけVIPの必要に、牧者は祈りつつ仕えます。牧場の祝福は、応えないではおれない牧者の犠牲の上に注がれます。イエス様と使徒の見本、家の教会の証し、牧者自身が経験した尊き犠牲こそが、祝福の基です。クリスチャン魂に火が点きます。

3.聖霊の働き ペンテコステに下った約束の聖霊。使徒たちは強められ、主を証ししました。会衆は悔い改め、バプテスマと共に、新しい生き方に変えられました。聖霊のお働き無くして、救いはありません。かつて、牧場を通して救いが起こされたのは、聖霊が臨んだからです。牧場こそ、聖霊が働かれる現場です。

4.時代への答え コロナ禍を通して、政策も経済活動も、方向転換を余儀なくされています。経済優先が当然であった時代から、人間の尊厳が保たれる社会への転換が起こります。ネット環境で育った世代が主人公です。便利さを超えた、温もりと真実のある関係に価値が増します。食事と分かち合いの牧場は、教会からの答えです。大胆に、証ししましょう。 その為に、一層祈ります。

「食事をともにし…民全体から好意を持たれていた」使徒2:46.47抜粋