献身祈祷再開

昨日の執事会で、礼拝後の献身祈祷を20日より再開することが決まりました。緊急事態宣言発出に伴い、礼拝後の密状態を避けるために、募集した係のみによる消毒に移行しました。その結果、献身祈祷の実施が環境的に難しくなり、休止に至りました。昨今、新型コロナの新規感染者が減少していることもあり、改めて検討した結果、工夫によって実施可能と判断いたしました。

前提は、家の教会の共同礼拝における献身祈祷の必要性です。

家の教会における献身祈祷の意味

① 家の教会では、VIPは先ず牧場での牧者の奉仕や牧場の祈りを通して生ける神を経験します。続いて道コースで聖書から知的に神を知り理解します。更に礼拝に導かれたVIPは、説教の励ましを通して、新しい人生に踏み出す決心へと導かれます。

② VIPは、知的理解と共に、その場に同席する者たちの姿を通して、語られていることの真偽を判断します。VIPが決心を表す献身祈祷に進み出て、牧師の祈りによって決心を確定させるには、礼拝に同席している信徒の、普段からの応答の姿勢が重要です。

③ VIPのこれらの経験を実際に導くのは聖霊様です。聖霊様のお働きは、風とも言われるように、流れていることが大切です。霊的空気がよどんでいる状態では、お働きを受け止めることができません。聖霊様は、私たちの期待を込めた祈りに応えられます。

④ 献身祈祷の導きは、牧師の説教がみ言葉の真理を示すと共に、生活現場で適用できる具体的問い掛けが重要です。この点で、家の教会牧師は信徒の実生活と霊的葛藤を思い浮かべながら、聖霊の励ましによって備えます。そして、聖霊様に明け渡して語るのです。

⑤ 環境も大切です。再開時には、消毒奉仕の場所と僅かでも分離できるように工夫します。また、部屋全体に礼拝の余韻が残っていることも必要です。この点も会衆の協力が必要です。

「あなたは生ける神の子キリストです。」 マタイ16:16抜粋