聖霊の風は今

 チェ・ヨンギ師は著書「家の教会」のpart4に、聖霊の風に従う「家の教会」の働きを著しています。現代において聖霊の風に従うとは、信徒を生かし、愛の共同体を作り、祈りを働きの主な道具とすることです。① エペソ4:11.12によれば、信徒が奉仕の働きをし、キリストのからだを建て上げます。すると、牧者のみならずすべての信徒が同労者となって、たましいの救いと弟子作りという確実な目標を持って生かされます。② 聖書の共同体は、霊的かつ物質的必要までも満たし合う、拡大された家族の関係です。牧場の交わりを通して、愛の共同体が現代に適用されます。③ 未信者をサタンの支配から勝ち取り主の御前に導くことは、神の超自然的な助けなしに不可能です。牧場で分かち合う課題も人間的に解決できない事柄が多くあり、牧者は真の解決を求めて神様に祈らざるを得ません。牧師も信徒に奉仕を委任した後、祈りによって支えなければなりません。

 チェ師は、キリスト教世界にも合理性が幅を利かす時代に、聖霊の風を敏感に受け、み言葉をまっすぐに理解し、家の教会を形にしました。私たちも、万物と時を支配されるお方が時代を動かされる聖霊の風を敏感に受け、見える事象に支配されず、導きの方向性を見出せるように祈ります。信徒の働きは、未信者を愛の共同体である牧場に招き、祈りによる神の解決と養いの経験に導きます。

コロナ禍の影響は甚大で未解決ですが、愛の共同体である私たちの牧場こそが、未信者を安心に導き、恐れから解放する使命を担っています。焦点を未信者に向ける時に聖霊の風を感じ、従うことができます。牧者が半歩一歩踏み出そうとするときに、牧場家族は全力で支え、共に仕えてください。私も祈り支えます。

「目を覚まして…忍耐の限りを尽くして祈りなさい」エペソ6:18抜粋