教団に必要なこと

同盟教団についての所感を求められ、250文字にまとめる機会がありましたので、コラムを用いてお分かちさせていただきます。

「教団は、宣教協力と信徒の活躍を願い2004年宣教区制施行。しかし、2019年までの15年間で年間受洗者は401人から275人に減少。一方、日本の礼拝者数は約27万人なので、信徒一人が未信者500人の希望の光です。信徒活躍の期待が増します。①宣教主体は信徒。宣教の前線を家庭や地域社会、平日に展開し、知識伝達から見える証し宣教に転換。具体的には家の教会が有力と考えます。②信徒の知見による社会理解が宣教と支援に必須。政治経済、安全保障、教育医療福祉など現場を理解した上での、信仰的支援が重要と考えます。」という短文です。

 知立キリスト教会は、「家の教会」によって、聖書の教会をこの時代と地域に反映させることを願い、歩み続けています。牧師として、教会のあり方について確信を深めると共に、牧者をはじめ兄弟姉妹の日常が祝福されることを切に祈っています。多くの価値ある犠牲が献げられているのですから、主の豊かな報いが兄弟姉妹に注がれることを願わずにはおれません。それと共に、以前にも増して兄弟姉妹の日常生活に関心が深まりました。社会理解と信仰による対応を、教会の理想論から踏み出して、信徒の生活現場で実施可能かつ、信徒が信仰の良心を痛めない励ましと助言が必要です。青年や子どもが生きる時代を予測しながら、備える必要も覚えています。現実認識こそが、強い誘惑や惑わしから守られる必須条件です。どうぞ、教団が能動的に神の国を大胆に証しし、牧師が宣教と信徒の弟子化に、存在を掛けて仕え続けられるようにお祈りください。

「時が満ち、神の国が近づいた…福音を信じなさい。」マルコ1:15抜粋