最後まで愛された

皆さんは新しい年を、家族で祈りながら、或いは主の祈りをもって迎えられたことでしょうか。主の導きと祝福が、お一人お一人、一軒一軒のご家族の上に豊かにありますように、祈り続けます。

年始を迎えるにあたって黙想のうちに気付かされたことがあります。一つは、十字架に向かって行かれるイエス様のお姿です。イエス様は、弟子たちを愛し続けられました。聖書は「最後まで愛された」、別訳では「極みまで愛された」(ヨハネ13:1)と記します。イエス様に愛されるなら一瞬で舞い上がり、暖かな幸福感に包まれるに違いないと思います。その愛をもって惜しみなく、極みまで、弟子を愛されました。弟子たちは、その場では、全てを理解することができませんでしたが、後に、聖霊様の助けにより、主の愛の深さを思い起こし、感動に心が震えたのです。

私にとっての愛の対象は、知立キリスト教会の兄弟姉妹です。そして、兄弟姉妹が大切に思っている方々も、愛の対象です。勿論、私の愛は不完全ですが、兄弟姉妹がクリスチャンとして十分に幸せな生涯を送り、やがて地上での日々を終える時に、喜んで天の御国に凱旋されるように、支えたいと願っています。日常の必要が満たされ、家族も守られ、有意義な社会生活を過ごすと共に、神に愛された愛をもって、隣人を愛し仕え、御業としての魂の救いを幾度も経験し、一層主の弟子として整えられつつ生涯を全うできるなら、なんと幸せでしょうか。

牧師ですから、教会の活動を導くことも責務ですが、改めて知立キリスト教会の兄弟姉妹を喜び、尊び、愛することが、最も大切な使命であると気づかされました。2022年の歩みを楽しみます!

「イエスは、彼らを最後まで愛された。」ヨハネ13:1抜粋