一期一会(いちごいちえ)

先週月曜日、久しぶりに公用がない休日だったので、二人で海辺の食堂でランチをいただきプチ贅沢をしました。食後、海辺で写真を撮ろうとミニ三脚を立て、どたばたしていると、若いカップルが「撮りますよ。さっきから見ていたので。」と声をかけてくれました。私のへっぴり腰を見て、可哀そうに思ったようです。コロナ禍で、人と人の隔たりを一層感じさせられるこの頃。改めて、笑顔と共に掛けられた一言に、人の温もりを感じ嬉しくなりました。

その後、買い物で立ち寄った店の駐車場近くで、側溝に前輪を落としていた車を見かけました。余計な事かと迷ったのですが、妻から「声掛けだけでも、励ましになるかも。」と言われ、助けを申し出ました。すると、「出せるんですか。お願いします!」と即答。本当に声を掛けて良かったと思いました。この時にも、若者との飾り気のない率直な会話に、心地よい温もりを感じました。

神様が下さった一期一会の出会い。恐らく、再会することはありませんが、助けていただいた出会いと、助けを受け取っていただいた出会いに、一日中ほっこりした温もりが残りました。

私たちは、イエス様の愛の温もりと真実を証ししたいと願っていますが、自分で機会を作るのは、なかなか難しい事です。しかし、誰よりも聖霊様が、父と子による救いの証しを願っておられます。私たちには隠されていますが、一度だけの出会いにも、少しずつ深まる出会いにも聖霊様の導きがあります。備えられた機会を喜び、神様が共にいてくださる交わりを楽しみたいと願います。いつも変わらないように見える身近な隣人との関係にも、神の時があり、聖霊様の内なる語りかけと促しがあります。信じて愛し続けます。

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」伝道者の書3:11抜粋