隣人に届く仕え方1

皆さんご存じのように、私は韓流ドラマが好きです。先日見たラブコメは、男女共に個性的で言動に偏りがありました。女性の強烈な個性は、育った家庭環境によることが明らかでしたが、男性の孤独感の原因は包み隠されていました。ある場面で、隠されていた過去が明らかになり、登場人物と共に私も納得しました。その後、女性の心には共感と愛情が増し、言動も変化しました。ドラマによくある設定ですが、現実世界も同じではないでしょうか。相手の言動の理由を知ると、受け取り方と対応が変わりますが、わからなければ、自分の厚意と誠実を示しても、すれ違いが続きます。

私たちが主から託された「魂の救いと弟子作り」は、主の業に参与する光栄な奉仕ですが、相手は人でなので、速やかで明快な答えを得る事は困難です。それでも、主が出会わせて下さった大切な隣人ですから、隣人が受け取れる最善を献げようと工夫し努力します。例えば、いのちの道コースをVIPに勧めますが、多くの答えは「受けます」ではありません。理由① 受ける理由がわからない。② 断る理由も無いが、受けるのは不安。ここですれ違いが生じます。私たちは「まだ早い」「無理しないで次の機会に」と考えます。VIPに必要なのは受講する理由です。牧場を経験し、牧者を信頼している人が対象ですから、「牧場で経験している恵みを、聖書を通して整頓する学びです。」「学んで損はありません。せっかくの機会ですからキリスト教の概要に触れてみてください。」「一人では不安だと思いますので、私が一緒に受けてお支えします。」等、受け取れるように勧めるのが良き隣人です。また、結果は主の御手にあるのですから「いいえ」を恐れる必要もありません。・・・・次回に続く。

「導いてくれる人がいなければ、どうして分かるでしょうか」使徒8:31抜粋