牧場文化の形成

牧者カンファレンスの全体講義は、家の教会国際ミニストリー代表のイ・スグァン師が担当されました。イ師の来日は実現しませんでしたが、日本語字幕がつけられた動画が、会場のスクリーンに大写しされ受講することができました。動画は、いこいのある教会の全志碩師が、正味で40時間以上かけて翻訳と字幕付をご奉仕くださいました。合わせて、岐阜の川村真示先生が日本語確認を担当くださいました。イ師の講演と合わせ感謝いたします。

翻訳者の全志碩師が、奉仕を通して与えれらた恵みとして講義の要点を次のようにまとめました。① 牧場は聖書に描かれている本来の教会の姿である。② 牧者は牧場を牧するために召された者。③ 牧場メンバーは牧場家族として捉える。④ 牧場は楽しい交わりの場であるべき。⑤ 牧者は牧場家族を覚え週3回20分以上祈る。⑥ 良い牧場は良い文化を持っている。

要点は初めて聞くものではありませんが、先生の豊かな牧者経験を生かし、牧者が出会う具体的な事例を通して励ましてくださいました。合わせて、牧者が陥りやすい誘惑を戒め、頑張り所を教えてくださいました。牧者が誇りと確信をもって奉仕を献げ、魂の救いと弟子作りの実を結べるように教えてくださったのです。

⑥の文化は、牧場再編を経た今、各々の牧場で取り組むのに丁度良いチャンスです。最初はわざとらしくても、ただいま~と牧場に参加し、お帰り~待ってたよーと迎え続けるなら文化になります。イ師が上げた実例は、牧場の毎週開催へのこだわりが、増殖後の新牧者にも伝染した例です。家の教会スピリットが、各牧場をどのように彩るのか、とても楽しみです。

「私たちを見習うように、身をもって模範を示すため…」Ⅱテサロニケ3:9抜粋