実を結び続ける福音

コロナ禍にあっても、主の御旨は進展します。家の教会のあり方は、御旨にかなった教会の姿と考えられますので、人の思いを越えて魂の救いと弟子作りの御業が世界中で進み続けます。

とは言え、ほとんどの事柄がそうであるように、一直線に成長したり増大したりするわけではありません。凸凹した過程を通して、徐々に祝福が増すのではないでしょうか。事実、2008年から2011年の導入期を経て家の教会が4つの牧場で発足しましたが、2年間で洗礼に導かれたのは、以前より導かれつつあったお一人です。難しさを覚えていましたが、牧者はじめ神の家族の祈りと忍耐に神様が応えてくださり、3年目から御業を見させていただきました。昨年までの数年間は、知立教会としては多くの受洗者が与えられ、大きな喜びと感動に満ちました。一方で、家の教会で受洗に導かれた中の数名が礼拝と牧場から離れており、回復の兆しを見出すことが難しくなっています。ただ、祈りにおいて希望を持ち続けます。

家の教会の進展において、完全に乗り越えた奇跡もあります。今の知立教会では話題にもなりませんが、日本の文化において、他人を家庭に招き入れること、殊に毎週続けることなどあり得ないというような反応が少なくありませんでした。ところが、毎週食事を共にして生活を分かち合う特別な関係においてこそ、神の家族としての絆が深まり、切実で具体的な祈りに導かれ、御業を体験し続けることができました。日本社会のタブーを克服した道のりは、今後の歩みが困難であっても、明るい希望の光を照らし続けます。

知立教会は、主の遺言に応え(マタイ28:19,20)、見せて教え(マルコ3:14)、仕えるリーダーシップ(マタイ20:28)により主の教会を建て上げ、牧師は聖徒を整えます(エペソ4:12)。そして、聖書が真実であることを、世に証明し続けます。主よ、来て下さい!

「この福音は…世界中で…実を結び成長しています。」コロサイ1:6抜粋