セミナー:牧者の証

 牧会者(教職)対象「家の教会」セミナーの一週目を、祝福のうちに終えることができました。お祈りの支えとご協力をありがとうございます。一週目は、家の教会の概要と具体的展開について学びました。二週目は「いのちの道」コースを中心に学びます。
 多くの受講者にとって、家の教会は未知の領域であり、牧会者としての経験が、かえって理解を妨げる場合もあります。できるだけ具体的にイメージできるように事例をあげて講義するのですが、届かないと感じることもあります。
 そこで、大きな力を発揮するのが牧者による証です。知立に集合していただく通常のセミナーでは、宿泊も主に牧者宅ですから、生活を通しての証と、直接語りかける証言と質疑応答が、受講者の理解を大いに助けます。この点において、昨年に続きWebとなり残念です。しかし、牧者が事前に用意してくださった十数分の映像録画による証言は、例年同様に受講者の理解を助けています。加えて、即時的な質疑応答はできませんでしたが、受講者の質問に対する各牧者の短文による応答が、受講者の感動を呼び、信徒による教会形成(エペソ4:12)が事実であることを印象付けました。
 受講者の感動には、主に三つの理由があると思います。牧者の、①宣教の担い手であるという誇りある自覚。②牧場にかける労苦が尊き献身であるとの肯定的理解。③牧者が互いに尊敬し合う関係。これらの事実が、映像録画も含めて応答の中に見出されたのです。知立では日常から、牧者をはじめ信徒の姿にみられる光景ですが、大きな整った教会を含めて、既存教会では見られないようです。実は、私も牧者の証と応答に心が熱くなりました。私の誇りです!

「それは…キリストのからだを建て上げるためです。」エペソ4:12抜粋