牧師の養成
今年の教会総会資料45頁に、③牧師交代の備え、を記しました。内容は「…家の教会として歩み始めることも、家の教会の恵みを続けることも容易ではありません。難しさの一つが牧師交代です。時は主の御手にありますが、牧師交代に備え具体的に祈り始めましょう。『家の教会に共感し実施する教団教師』」又は『知立教会から起こされる献身者』のいずれかではないでしょうか。大牧者なる主に期待して祈りましょう。」というものです。
祈りのために、牧師が生まれる道のりを記します。わかりやすく出発点別の説明をします。例外もありますが参考にしてください。
① 高校生から…東京基督教大学(TCU)神学部4年間の学びと、大学院3年間の学びで、補教師受験資格を得ます。全寮制です。
② 大学卒業有資格者…大学院入学又は大学編入3年次から開始。
③ 社会人…①②と同様。又は、他の神学教育機関で、相当する単位を取得し、補教師受験資格を得ます。東海聖書神学塾等が該当。
上記入学に際し、牧師の推薦が必要です。更に、牧師と教会役員会の推薦を得て、教団認定神学生に指定される必要があります。
勉学と訓練が必要であることは当然ですが、召命についての確認が重要です。それは、①自己召命:み言葉に基づく自身の召命、②客観召命:所属教会員が召された者と認めること、③家族の理解:特に伴侶の個人的召命と、家族の理解が必要です。
牧師の異動は、牧師本人・教会・理事会の3者での話し合いを通して一致を得た場合に異動が行われます。半年~複数年をかけて、慎重に調整されます。また、希望がかなうとは限りません。
大卒社会人でも準備を含め最低4年はかかります。人事異動の場合も簡単ではありません。共に、お祈りを続けてください。
「ここに私がおります。私を遣わしてください。」イザヤ6:8